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1、Javaプログラムの開発環境
作成者:Fumitaka Makino 更新日: 2005-12-03 19:37

・Javaとは

今日から、約30回に渡るJava講座をはじめます。まず皆さんがこれから利用するJavaとは何かを説明します。 Javaとは米サンマイクロシステムズで1991年ごろより家電制御用の言語環境の開発を目的として研究が開始されました。そして1995年5月にJava1.0が発表され、1998年には大幅に強化されたJava2としてVersion1.2が発表され現在(2003年)では1.4.1までバージョンを重ねています。Javaはソースコードをコンパイルした実行ファイルをOSの制約から解放しました。つまりJavaの実行ファイルはどのOSでも実行可能であるということです。厳密に言うと、Javaの実行ファイルはJava仮想マシン(JVM)と呼ばれるソフトウェア上で動くバイトコードです。そしてこのJVMをあらゆるOSに移植することにより、理屈上ではJavaの実行ファイルはどんなOSでも動くと言うことになるわけです。そして現在ではPCはもちろん携帯電話、携帯端末、ICカードなどあらゆる環境に対応したJVMが存在しています。当初Javaが発表された当時、ブラウザ上で利用できインターネット経由でダウンロードできることからJavaアプレットが注目を集めました。しかしアプレットはクライアントアプリケーションにくらべ表現力が乏しいばかりでなく、実行のたびにJVMが起動されることで速度も非常に遅かったため一部の用途に限られました。Javaはデビュー時のインパクトが強烈であったこともあり、その反動で「遅い」、「実用性が低い」などの悪印象がついてしまいました。しかし、90年代後半のインターネットブームも手伝いサーバーサイドでの利用が脚光を浴び200年前後より見事に復活を遂げました。そして現在では、インターネットを利用したエンタープライズシステムの代表的な開発環境としての地位を獲得しました。詳しくは各自でインターネット等を利用して調べてください。

 

・Javaの開発環境の準備

まず以下の二つのものを準備してください。

  1. Java 2 Platform, Standard Edition SoftwareDevelopmentKit(Java2SE ソフトウェア開発キット)
  2. 秀丸などのテキストエディター、Windows標準のメモ帳でも構わないがワードパッドやワードではいけない

1はjavaのソースコードをコンパイルしたり実行するためのJVMが含まれています。ダウンロードは以下のURLからできます。

http://java.sun.com/j2se/1.4.1/ja/download.html

「Windows (各国語、米国語を含む)」のSDKをダウンロードしてください。JREではありません、SDKです!!2は基本的に好みのエディタを利用してくれて構いませんが、秀丸エディタを利用すると便利です。二つとも準備できたらインストールをしておいてください。

 

・初めてのプログラミング

Javaのプログラミングは一般に下記の順番で行います。

  1. Javaのソースコードの作成(〜.javaファイルの作成)
  2. javacコマンドによるコンパイル(バイトコード、つまり〜.classファイルの生成)
  3. javaコマンドによるクラスファイルの実行

それではプログラミングを開始しましょう。まず皆さんのCドライブ直下に「javastudy」と言うディレクトリを作成しておいてください。今後皆さんが練習するプログラムのソースコードは、すべて「c:\javastudy」以下に保存してください。また自分の作成したソースコードと言うものは非常に大事なものなのでどんなものでも必ず残しておく癖をつけましょう。

1、ソースコードの作成

マイコンピュータやエクスプローラからc:\javastudyを開き、右クリックで新規作成を選びテキストファイルを選択してください。そして作成されたファイルの名前を「HelloWorld.java」と大文字、小文字の一字一句を間違えずに入力してください。そしてこのようにしてできた「HelloWorld.java」ファイルをテキストエディタで開きます。そして下記に示した文字列をやはり一字一句間違えずに全て入力してください。絶対に全角スペースなどが入らないようにしてください。

例:HelloWorld.javaのソースコード
/**
* The HelloWorldApp class implements an application that
* displays "Hello World!" to the standard output.
*/
public class HelloWorld {
    public static void main( String[] args ){
        // Display "Hello World!"
        System.out.println("Hello World!");
    }
}

入力が終わったら保存をしてください。

2、ソースコードのコンパイル

コマンドプロンプトを開きます。下記のようなcdコマンドでjavastudyディレクトリへ移動します。

cd c:\javastudy

そこで下記のようにjavacコマンドを実行して、ソースコードをコンパイルします。

javac HelloWorld.java

これでコンパイルが完了しました。以下のようにコマンドを実行してください。もしコンパイルに失敗した時はソースコードは全て正確か(例と同一か)?javacコマンドの実行パスが設定されているか?などを調べてください。

dir

HelloWorld.classと言うファイルが表示されてきたでしょうか?これがコンパイルされたクラスファイルです。マイコンピューターやエクスプローラで確認しても構いません。

3、クラスファイルの実行

コマンドプロンプト上で下記のコマンドを実行してください。

java HelloWorld

実行後に、コマンドプロンプトに「HelloWorld!」という文字列が出力されたと思います。このコマンドでJVMを起動してHelloWorldクラスを実行しました。

このプログラムを改造して他の文字列を出力できるようにして遊んでみてください。

 

 
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