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今後プログラミングを進めていくにあたって、皆さんが利用するものにAPIと呼ばれるものがあります。APIとはApplication
Program Interfaceの頭文字を取ったもので、プログラミングを効率よく行うためのクラス集です。環境によってはライブラリと呼んだりします。Javaの他の言語に対する優位性の一つには、豊富なAPIセットが挙げられます。文字列を扱うStringクラスや、ファイルを扱うFileクラスなど用途別、機能別に沢山のクラスが標準で利用できます。そしてこれらの標準APIの中に含まれるクラスの利用法が記述されているドキュメントがJavaDocです。JavaDocはHTMLで記述されておりブラウザを利用して閲覧します。下図を見て下さい。
画面左上の部分@はクラスを用途別にまとめたパッケージ一覧です。パッケージ一覧から目的のパッケージを選択すると左下Aのクラス一覧画面が指定したパッケージに所属するクラスの一覧に変わります。そして暮らす一覧から目的のクラスを選択すると一番大きな画面のBに目的のクラスの詳細な説明が表示されます。もし利用したいクラスのパッケージがわからない時は@で「すべてのクラス」を選べばAの部分に全てのクラス一覧が表示されます。
Bの部分のあるクラスに関する詳細な表示は下図のようにクラスの継承関係、クラスの説明、フィールド・コンストラクタ・メソッドのサマリ表、親クラスから継承したメソッドの一覧、詳細なフィールド・コンストラクタ・メソッドの説明という順番になっています。
JavaDocを参照しているとフィールドやメソッドなど(メンバーと言う)の冒頭でpublicとかstaticとかの文言がついていると思います。後々アクセス制御の説明で詳しく説明しますが、JavaDocを利用する上で必要な知識なので少しだけ説明します。メンバーの一番先頭についているpublicとはアクセス制御の一つです。publicの他にはprivateやprotected、表記なしなどがあります。その中でpublicとはどこのクラスからでも利用できると言う意味です。下表にそれぞれの意味を示します。また一般にJavaDocにはprivateメンバーは記載されません。
| 表:アクセス制御一覧 |
| 種類 |
説明 |
| public |
どのクラスからでも、利用可能 |
| protected |
同一パッケージと子クラス、自分からのみ利用可能 |
| 表記無し |
同一パッケージと自分のみ利用可能 |
| private |
自分からのみ利用可能 |
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もう一つのstaticというのは、簡単に言うと、staticなメンバーはクラスをnewしなくても利用できると言うことです。例えばTestと言うクラスのstaticなメソッドsample()を利用する時は
Test.sample();
「クラス名」.「メンバー名」
と記述します。 staticなメンバーはnewしようとしまいとimportするだけで利用できます。厳密に言うとstaticなメンバーはインスタンスの数に関係なく、Javaの仮想マシン中のメモリ空間において、各クラスごとにstaticなメンバーはそれぞれ一つしか存在しません。例えばTestクラスのstaticなフィールドであるfield_a、field_b、field_cの変数は全メモリ中に一つずつしか存在しないと言うことです。
このように、JavaDocにはJavaでプログラミングをする時に必要なほぼ全ての情報が記述されています。最初のうちは入門書などを見るのも仕方ありませんが、できるだけ早くJavaDocを読めるよう努力してください。通常オープンソースなどで提供される拡張APIセットのほとんどは簡単なサンプルソースとJavaDocしか提供されません。つまりJavaプログラミングにおいてはJavaDocをいかに上手に利用できるかが上達のネックとなってきます。これからは人に聞く前に必ずJavaDocを調べてみてください。
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